背中痛と背骨の歪みの関係
ほとんどの背中痛は筋肉疲労によって引き起こされるものです。
そして、筋肉疲労は筋肉の緊張と血行の不良によってもたらされます。
筋肉が緊張すると硬縮し、血行の不良を招きます。
血の巡りが悪くなると筋肉の細胞を修復するための酸素や栄養素の循環がスムーズに行われなくなり、逆に、疲労物質ばかりが蓄積されていくことになります。
これが長期間に渡って筋肉疲労が発生し、背中痛などが生じることがあるのです。
筋肉疲労は筋肉の酷使などが原因になっていることがあり、野球選手などはボールを投げる際に肩甲骨の筋肉を頻繁に動員するので、背中痛を発症しやすいとされています。
しかし、日常生活においてはあまり肩甲骨の筋肉を酷使するということはそれほど多くありません。
現代において、背中痛を引き起こす筋肉疲労の原因のほとんどは背骨の歪みが原因になっています。
何故、背骨が歪むことが筋肉疲労に繋がるかというと、背骨が歪んでいる状態というものはすなわち重心のバランスが崩れている状態のことであり、立つにしても座るにしても、歩くにしても走るにしても、常に体の一部に負荷が集中することになります。
そして、体の一部に負荷が集中すると更に重心のバランスが乱れ、背骨が歪んでしまうという悪循環に陥ります。
こうなると筋肉の使われ方が偏ることになるので、一部の筋肉ばかりが
酷使されてしまい、結果、背中痛を引き起こすことがあるのです。
背骨の歪みを防ぐ方法
現代人の背骨が歪みがちな理由にはさまざまな要因が関係していますが、姿勢と靴を使い始めたことの関わりが特に深いとされています。
パソコンをする姿勢、スマホをする姿勢、あぐら、横座りなど楽な姿勢と言われるものは背骨の歪みを作ることになります。
また、靴は足を擦り傷や切り傷などの外傷から保護してくれる便利な道具ですが、同時に重心のバランスを崩す危険性のあるものでもあります。
手のひらを閉じて逆立ちをするよりも、手のひらを開いて逆立ちをする方がはるかに安定感は増します。
重心のバランスを保つためには、地面との接地面はできる限り広く取った方がいいのです。
しかし、現代人は靴の中に足を収めている関係上、指を開く機能というものが退化しており、結果、背骨が歪みがちになっています。
整体で背骨の歪みを治す
背骨の歪みは長期間に渡って少しずつ進んでいくものなので、簡単に治すことはできません。
しかし、整体は背骨をはじめとする体の歪みを整えることに精通しているので、整体での施術には改善効果が期待できます。
背骨の歪みによる背中痛に悩まされているという方は整体を利用するといった選択肢もあります。
整体の他にできる選択肢としては
・ストレッチ
・ヨガなどの体操
になります。
背骨の歪みを良くするということで
整体
ストレッチ
体操
をした後は普段からの姿勢を正しておく必要があることも忘れないようにしてください。
よく聞かれる質問として
「背骨矯正をすると歪みは戻りませんか?」
と聞かれますが歪みを作る原因となってしまったことに普段の姿勢が関係しているので整体や体操などで良くした後は姿勢に気をつけるようにしてください。